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20080511~ 13と7と11の倍数の論理積は13と7と11の積の倍数である。 和ァ・・・
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映画の「サマータイムマシンブルース」を見ていた
レンタルは2度目
あの「パイロットと合わせて河童のモデル」になり「HGウェルズのタイムマシンを劣化コピー」したようなタイムマシンなんだが
作ったのが工作の苦手そうなホセだとしたら、操作方法の説明ラベルがテープライタなのも納得がいく。


「月」の操作が一番左で、真ん中が「日」、なのに一番右が「年」
年が一番右の英国表記なら日は一番左であるべきだろうし、何かこう「とってつけた感」がある。

それと、ずっと気になってたことなんだが、日付を指定しながらも「未来行き」と「過去行き」の両方の操作ができることに奇妙さを感じていた
日付を指定するのであれば未来だろうが過去だろうが「エンターキー」ですむはずだ

しかし、よく見ると年だけは日付と異なる指定の仕方をしているのに気づいた
日付のほうは「何月何日に移動」としているのに対し、年だけは「何年前(後)に移動」となっている。
だから、何年「後」なのか何年「前」なのかを指定する必要がある。

つまり、1日前と1日後だけを行き来する場合、年の移動は0なのだから、日付をセットすればレバーを「未来にいくように上」としても「過去に行くように下」としてもどっちでもタイムトラベルはできるというわけだ

バックトゥザ昨日・明日において
あれ、このレバーどっちだっけ」と迷う必要はなかったのである。



年の指定はともすれば「2桁だけの西暦」ともとられるかもしれない
しかしこの映画の主人公たちはおそらく勘だけで「年だけが違う指定方法である」ことに気づいた。
偶然だったのかもしれない

月と日の指定を行き先の日付にせず、何日後・何日前とした場合、操作者はとてもやりづらいだろうが、設計者は楽だろう
逆に、行き先の日付にした場合、操作者はとても楽だが、設計者がとてもまどろっこしい計算をすることになる

また、暦が現在と異なっていた場合や暦・あるいは人類が生まれる前あるいはなくなった後への移動はできるにはできるが行った先で混乱することになるかもしれない

ここは、映画だからこそ「見る側への配慮」ということで日付指定にしたと考えるべきだろう

ではなぜ、年も同様にしなかったのか
それはおそらく「1回につき最大99年しか移動できない」という制約をつけ、それをわかりやすく示したかったことに理由があるのだろう
99年前にさかのぼった際もたった2桁の数字を1つずついじるだけでいけるためのものだったのだろう(0の隣が9なので、00を1つずつずらせば99になる。あるいは0のところから下1桁を1つずらすだけで99になったのかもしれない)


年月日までの操作が可能で時刻の操作機構を設けなかったのも、昨日と今日の時刻をほとんどにおいてリンクさせるための演出であると考えられ、かなりわかりやすいものにしているといえよう





もし、この作品の中でタイムマシンを作る予定の人がホセだったら
ホセの作ったタイムマシンをホセ自身が観察して真似て作るのだから、
タイムマシンの設計理念はどこからともなく出てきたことになる
それこそ、ホセのいう「おられない神様(なぜか敬語)」による設計としかいえないことになる

また、当時のホセはタイムマシンをまだ作っていない可能性が非常に高くなるので(偶然、前からずーっとあったガラクタがタイムマシンだった可能性を除き)
このタイムマシンは現在リアルの世界で大真面目に議論されている「時空湾曲型」ではないということになる
時空湾曲型タイムマシンは「タイムマシンがまだ存在していない過去には戻れない」からである
あるいは「未知の時空湾曲型」である可能性は否定できないのかもしれない?
起動時は空間が歪んでいるようにも見えなくもない

跳躍する時間の幅が大きいほどオーバーなリアクションをするようである(やたら回転したり空高く舞い上がったり)

2005年住民が1回目にうそだと思って試運転したときに鳴らしたクラッカーもバックトゥザフューチャーを意識してのことだろう
バックトゥザフューチャーはかなり意識されている





主人公の1人は昨日に行って、「一緒に昨日に行ったSF研の仲間」に電話をかけた
しかし、その仲間の「未来人」のほうがたまたまほかの時刻に飛んでしまったため「当時の彼」ほうに電話がつながってしまった

このようなことは起こりうるのか、ケータイの設計者に聞いてみたいところである
「未来から来たケータイ」とその時代にいる「ジモッティケータイ」との区別はつくのか?

また、この場合においてはその「仲間の彼」のケータイは1つしかなかったが、たまたま2つ(以上)あった場合、どれに通話してしまうのだろうか?



この映画における世界観は「かなり制限のキツい」ものであるといえよう
過去を変えてしまったことも含めてすべて最初から決まっている
という立場をとっている
この方法でもタイムパラドックスの完全解消は可能である
そう思うと、もう1つのタイムパラドックス完全回避の世界観である「パラレルワールド」のほうは「やたら制限のユルい」世界観であるといえよう


それにしてもこの世界観を誰より早く知り尽くしてしまったメガネの女性主人公(写真部)の鋭さはピカイチである
しかし撮影のセンスは皆無に近い
この人もまたSF研全員同様「SFが何の略なのか知らない人」なのだから「天性の論理性」を持った人といえよう?

この人はおそらく写真部ではなくSF研究会のほうに必要な人材なのかもしれない


映画のSF研には1人だけ後輩がいる
しかし、劇中に25年後からの後輩がやってくる
その後輩も25年後輩にだけは敬語を使っていない


メガネキャラはSF研5人(25年後輩合わせると6人)男子、写真部2人女子に1人ずつおり、合わせて2人である
(風呂屋のおばちゃんもメガネだったか?)

男子のメガネのほうは実に胡散臭そうな顔を表現できているように見えてしまった
というのも昔の外国の映画「ハワードザダック」の胡散臭いキャラに見えて仕方がないのである



この作品はタイムマシンものでありながらパラドックスを完全に排除できている点のほかにも
・タイムトラベルせずにそのまま戻ってきた人物・物体(タイムカプセル要素)
・過去操作
・未来予知
などがきちんと織り込まれていて
その上すべての伏線が回収できているので
非常に面白いものであったと思う




バックトゥザフューチャーを略すとBTFあるいはBTTFになるのと同様に
サマータイムマシンブルースを略すとSTMBになる
しかしながら僕を含め誰もがSMTBと打ち間違えたくなることだろう

ということでここはいっそSMTVにしてしまおう
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