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20080511~ 13と7と11の倍数の論理積は13と7と11の積の倍数である。 和ァ・・・
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いまさら永久機関なんて馬鹿な話があるかって思うだろうけど

今日はその永久機関の話をしてみる。

永久機関ってのは要は怠け者のための機械ってことだな。

エネルギーを与えなくても動き続け、

そればかりか何か作業してさえくれるっていう機械のことだ。

もちろんそんな都合のいいことを自然界が許すはずもなく

そのルールはエネルギー保存則と呼ばれるようになった。

つまり、与えたエネルギー以上のことはしてくれないんだよ。





ただし、何もしないで勝手に動き続ける機械っていうのは可能だ。

たとえば回転する板を思い浮かべてほしいんだが

そこにまったく摩擦がまったくなければその板は永久に回り続けるだろう。



というのも実は少しだけ嘘で、

ものすごーく長い時間だろうが、そんな長い時間をかけて

少しずつブレーキがかかることが予測される。

まだ直接観測されたことはないが、重力波という波が

板から運動エネルギーを奪い去って板のスピードは落ちると

考えられるわけだ。

(ただし、何もない空間をずっと等速で直進し続けることは可能)




これと同様のことが電気の世界にも言える。

さっきの板の場合は質量の移動が重力波を生み出す

要因になっていたのだけど

電気の世界では電荷が移動すると電磁波が発生する

何かの周りをぐるぐる電荷が回っているような装置があるとして

そいつはただ勝手に回っているだけなのにもかかわらず、

回転していることによって電磁波が発生して、

その電荷の運動エネルギーを奪い去ってしまう。

永遠に回ることはなく、電荷はついに止まってしまう。





この現象は、実はすべての原子を想定した話である。

回っている電荷は電子で、中心には原子核が鎮座している

といった状況だ。

ただし異なるのは、電子の回転速度が落ちると遠心力も落ちるので

電子は原子核にだんだん近づいていく
点だ。

この現象、いったいどのくらいの時間のスケールで

おきうるものなのだろうかといわれると、

まさに一瞬で終わる出来事なのである。

つまりフツーに考えると原子を形作っている電子はすべて

一瞬のうちに原子核に落ちている

ということは原子は最初から潰れている

というよくわからない結論が出てしまう。





この「フツーで考えたらおかしい」ことを解決するのが

「どこかフツーじゃない」量子論の始まりなのであるが

量子論的に考えることで原子は潰れなくてすんでいる。

というか、量子論的に考えなければとっくの昔に原子は潰れているわけだ。



なぜ量子論だと原子は潰れないのか?

誤解を承知でかなり大雑把に言うと

量子論が効力を発揮するようなミクロの世界では

なんか知らんがブラウン運動のような正体不明の突き飛ばし要因がいて

ちょくちょく電子なんかを突き飛ばしている結果、

電子が半ばランダムに移動しているように見え

全体としては原子から出る電磁波が打ち消されてしまっている

それで電子はエネルギーを失わず、原子核に落ちずにすんでいる。

こんな状況を作っているような感じに近い。




そうはいっても全体的にはどちらかに公転していると見なされる電子

もあって、その電子は原子が磁石であるというおおもとを

作り出している。

原子1つ1つがコイル(電磁石)になっているというわけだ。




しかしなんだか妙に思わないだろうか

磁石になっているということは結果的に電子による公転運動を

認めているようなもので、それならば公転運動による電磁波発生も

否めないではないか。

だとしたら永久磁石はどうして永久磁石たりえているのか。




原子が存在すること自体はいいとしても

永久磁石が存在することはそれ自体が永久機関の存在を認める

ことではないのか

ここ10年間ずっと釈然としないままなんとなく生活してきたんだが

ちゃんと説明できる人はいるにしても

都合よく僕の前に現れてくれるのかどうかがたぶん謎。


質問箱も2chもどこか要領を得ない宗教戦争のような感じになっている。

永久機関信者アンチ永久機関宗教戦争

というか内戦が少し煽れば勃発し、中立派の意見はたちまち埋もれる。

今は不用意に煽らないように皆暗黙の了解でその話題に触れようとしない

といったところだ。



ここでちょっと例を挙げてみよう

ちゃんと計算していないのでなんとも言えないんだが

モーターの例を挙げてみる。

モーターには永久磁石の入っているものと入っていないものがあって

永久磁石が入っていないほうには電磁石が使われている。

つまりコイルに電流を流して磁石にするというわけだ。

永久磁石を使ったモーターと電磁石を使ったモーター、

この2つに同じ負荷をかけた上で同じ回転数で回ってもらい

はたして消費電力が同じであるかというシミュレーションを

そのうちしようと思っているのだけど

永久磁石版のほうが電磁石版よりも同じ条件で消費電力が

明らかに少なかったら

これは逆永久機関詐欺にあたるのではないか?

まあもちろん不要な要素はすべて理想化して考えるけれども。



実は永久機関はすでにあったんですけどずっと気がつきませんでしたー ^^

とか絶対やだかんな!!

量子論で永久機関は作れないって納得できるならできるで誰かさせてくれ。


たぶんね、内部エネルギーあたりがよくわかってないんだわきっと
 






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