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20080511~ 13と7と11の倍数の論理積は13と7と11の積の倍数である。 和ァ・・・
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1つしかなく無数の元を持つ有数体Qの代わりに、無数にありながら有限個の元を持つ有Fp(pを法としたあまり:モジュロ演算)で楕円曲線をしらみつぶし的に考えることができるらしい。


たとえば5で割ったあまりで楕円曲線y^2=x^3+xが成立するかどうかを調べるとこうなる。
有限体(p=5)での半安定楕円曲線
5×5=25個の組み合わせの中で成立するのは7つだけ。
これは、楕円曲線の「重解を除く」という条件があるためらしい。


以下に素数p:2~29を法とした楕円曲線の表(表はimageです)へのリンクを貼る。

2,有限体F23有限体F3,5有限体F5,7有限体F7,
11有限体F11,13有限体F13,17有限体F17,19有限体F19,23有限体F23,29有限体F29

pに対する成立個数s(p)を改めて表にまとめるとこうなる
素数pに対する有限体の楕円曲線の成立個数



ところで
実に数学らしい薮蛇現象があって
保型形式
たとえばこんなん
保型形式
の無限積をqの30次まで展開すると
qの次数について次のような級数となる。
保型形式の展開(30次まで)
k次の数列をa(k)とすると、以下のような表(表は図です)になる。
保型形式を展開した級数の数列

展開の方法としては、30次以上になるものを大文字のQでまとめて無視してしまい
kを徐々に増やしていき、30次未満が出なくなるkまで進んだらストップ
ということをやればいいそうだ。
展開1
展開2
展開3
展開4
展開5
展開6
展開7



PCは解析的計算においても便利だな。コピカペはできるし字がきれいだ。

ファイナルフェルマーと楕円曲線と保型形式の薮蛇な関係
qの次数を素数pに限りa(p)としてから、楕円曲線の法(素数p)ごとに成立する数s(p)と比べると
(aには4の倍数次のときの係数しかないので)

a+s=pが成立している


なにやらこのような手続きを経て、フェルマーの最終定理は晴れて予想から定理になれたらしい・・・
なんだかよくわからないが、雰囲気だけは醸し出されたようだ
と、僕の主観ではそう思った。
俗に言うブルーバックス現象とか、きつねにつままれたような入門書現象とかそういうやつである。

まあ、入門書ですべて理解できたら専門書なんていらないんだ。
全人類が研究者になってしまうますしおすし。


Fermata Last Teiri4
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