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20080511~ 13と7と11の倍数の論理積は13と7と11の積の倍数である。 和ァ・・・
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楽器を演奏するのは練習が必要で、すぐには弾けないものが多い。
楽譜を読んで、練習しなくても演奏したければ、自動演奏装置に楽譜を入力すればいいが、楽譜がない場合はどうしたものか。
聞こえてきた音楽を楽譜に起こすほかないだろう。

人によるかもしれないけども、少なくとも僕の場合は経験上
主旋律の音程はある程度簡単に拾うことができる
けれどもリズムがいまいちわからなかったりする。

どういう感じかと言うと、2桁の足し算をしているときのような感じ
だいたいはわかるんだけど、正確な数値はところどころ間違っているかもしれない
そんな感じで

1拍の中にいくつも音符が入っているような音楽の場合
そのリズムを取るときに1拍をいちいち2等分したり4等分したり8等分したりしながらこの音はこの長さだよな、こっちはこの長さだよな、と確認していく。

でも、それを楽譜にして自動演奏させると、あまり調子がよくないときや適当にやっているときなどは結構な割合で思ったとおりのリズムが出ない。
計算ミスがあるわけだ。

こんな状態で、曲1曲を丸ごと楽譜に起こしてくれと言われても相当な手間がかかるのは明白で、その上自動演奏の装置がなければ間違いだらけの楽譜になってしまう。

これでは楽譜を読んで自分で演奏の練習をしたほうが早い
と思ってしまっても無理はない

 

これをなんとかできないものか
ふと思い浮かんだのが、音程だけ楽譜にする方法だった。

ヒントは昔遊んだバイオリン似のおもちゃだった。
弓と弦が電極になっている電子楽器のようなもので
弓と弦が触れると1つの音、という風にカウントしてくれるわけだ。
触れている間はずっと同じ音が流れ、
離すと音がやみ、
次に触れると、楽器にプログラムされている曲の次の音が勝手に出る。

音は楽譜どおりに入っているんだけど
そのリズムは演奏者に任されている
という、まさに手動演奏と自動演奏の中間のようなおもちゃだった。

 

 

僕は課題をもう1つ、以前から抱えていた
自作オルゴールをなんとか簡易に設計したい、というものだった。

当時の案は以下のような感じだった
ピアノのように半音ずつ音が出る回路を独立に何セットも作っておく
その回路のスイッチをオンオフすることで、ピアノのように演奏することができるし、スイッチ部分とプログラムした楽譜を連結させればオルゴールのように自動演奏させることもできる。


のだけど、問題があって
その楽譜の作成と読み取りをどうするのかがちょっとした課題だった。
音を出す装置はICを使った回路で電子的な感じにしようとしていた。
そうすると手間・値段ともに作りやすい。

ただ、楽譜を作って機械に読ませる部分を、
・白い紙にマジックで黒く塗りつぶした部分を光センサーで読み取らせる
方法にしても
・紙に空けたパンチ穴を電子的にではなく機械的に認識させる
方法にしても
・鉄の棒に磁気記録させて読み取る
方法にしても
・簡易なメモリーをICで用意して完全に電子的な楽譜にしてしまう
方法にしても
僕の設計・工作の力量を超えていた。
どれも機械的な図面と工作が必要とされ、電気的な学科を卒業した僕には割りと未知の分野なのだった。基本的には理解していても、ノウハウがまったく積まれていない分野。

一番最後の方法が僕には一番しっくりくる方法なんだけど
この方法では楽譜のデータを入力するシステム作りが大変になってしまうように思える上、データ入力の際に間違ったデータを入力すると最初から入力しなおしという可能性も考えられた。

でも、やっぱり進めたいのは一番最後の方法だったりした。

 


その問題を解決するかもしれないのが、さっきの自動と手動の間の演奏方法だった。
リズムのデータを入力する必要がないので、データ量が格段に減る。
これなら何とかできるかもしれないという思いから、構想も先に進めたい気持ちになった。


昔習ったシフトレジスタがあればいいな
それも、前にも後ろにもシフトできるシフトレジスタ。
これがあれば間違っても修正できそうだ。

これに入力したいときは実際に軽く演奏しながら入力する方式がいいんじゃないか

 


で、たどりついたのがこんな装置。
84dd98d7.JPG













ピアノのように、白鍵と黒鍵のボタンが並んでいて、1つのボタンが1つの音階に対応している。
この回路は1つの音に対して1セットずつ用意されていて、独立している。

モードを「楽譜作成モード」にする
それぞれのボタンはそれぞれの音を出す回路(発振回路)と、シフトレジスタにつながっているため、押すと音が出るし、シフトレジスタのトリガーを引くと記録もできる。(楽譜の作成)

モードを「楽譜再生モード」にすると
トリガーを引くたびにシフトレジスタに入っている音が順番に発振回路に出力される。
トリガーを引いている間隔やリズムは演奏者の自由なので、アレンジ演奏も可能。

 

それぞれの音程の回路が独立しているため、和音を出すこともある程度可能
楽譜を作るときに結構無茶な指使いの和音を記録させることも可能
出力にフィルタをかければ音色を変えることもできそうな予感。あまりバリエーションは多くなさそうだけど。
(音声出力を統一スピーカーから出すか独立させるかはまだ考えてない。)
手動演奏・自動演奏どちらも楽しむことができる

 

 

自動演奏と手動演奏のいいとこどりができているのではないか、と思うのだけどどうだろう?



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