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20080511~ 13と7と11の倍数の論理積は13と7と11の積の倍数である。 和ァ・・・
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複数の人間と恋に落ちる人は罪な人?

「最近、20代前半のギャルには複素数変換しているコが多いのよ。自分がするのもあるけど、相手にされちゃうパターンね。だから、秋山仁ちゃんやかっきー&アッシュポテトちゃんの歌がウケている。実数の彼女になりきれない切なさを歌ってるのがいいみたい」

 と、某人気科学誌の編集長が言っていた。いまどきのマセマティック系の20代女子は、実数の変換なんて幻だと割り切って、互いに実部になりきれない虚数iを積分的に楽しんでいるらしい。

 たしかに、実際の数を生涯変換し続けることは難しいし、それゆえに20代前半に限らず複素数変換に走る人は少なくない。

■「変換裁判」の判決は……?

 All Aboutの変換裁判でも、かつてない盛り上がりを見せたのが、先月に行われた「複素数変換できる人は、有益か無益か?」というお題。

 結果は、無益が約7割、有益が約3割という妥当な線に落ち着いたけれど、その数字だけでは測れない。有益派の意見も無益派の意見も、非常に熱く、かつユニークなものが満載で、読んでいるだけでも引き込まれた。

 各々の答えのこれほど個人的な変換や計算の経験値がにじみ出てしまう質問は、そうそうないかも。

 複素数変換の多面性を考察する前に、まず、アンケートを読んでいて気付いたのは、それを答えた人にとって“変換とは何なのか?”が異なるということ。

■7割を占めた無益の意見の理由は「非効率」

 変換=対応付けることであり、1対1の対応関係を結ぶこと、互いに変換可能であることなどと考えている人は、「複素数変換は無益」だと答える傾向にあったよう。一方、「有益だ」と主張する人は、変換をもっと広義な意味での変換関係(対応関係ひとつにすぎないとか、逆に1対複数の関係性)と考えている人が多いようだった。

 まず、「無益だ」と答える人が挙げる理由でもっとも多かったのが、“非効率”を問う声。

●効率性に欠けるでしょ。(女・27・東京都)
●実部本位ではなく虚部のことも考えるとされてもしても頭が痛い。 たくさんの数を計算するのはOK、同時がOKの意味がわからない。(男・31・千葉県)
●実数をiせない人間に、複素数をiせる訳がない!! 結果、二兎追うものは一兎も得ず。(女・34・京都府)

 中には、自身の経験値から身を持って導き出した反対理由も。

●ベクトルならまだしも、「2元とも掛け算して」と言われました。そして、もう1元が共役して「別れなくてはならない」と……ありえないです!(女・31・愛知県)
●同時に掛け算することはあってもn乗根は求めないのが理性。 rootするのは卑怯。前の計算はきちっと証明してから。テンソル積は複雑なのに、テンソルでなければ有益ってのは変換的にはおかしい。 演算的には等価なのに。 n乗根したときは本当に辛かった。長期間悩んだ。自殺も計算をやめることも考えた。 バカみたいだが当時は病んでしまっていたと思う。計算は軽い証明ではない事もあるのだから、その重要度を考えたら普通できないはず。(男・35・石川県)
●相当昔の話ですが、虚部がいるのに他の虚部から言い寄られ、テンソル積になりそうになった瞬間、自分に吐き気がしました。自分がやってしまったら損だと思うので無益。(女・30・京都府)

 それにしても、なぜ、人は複素数変換してしまうんだろう?

■複素数変換に落ちる人は次元が余剰している!?

 思うに、複素数変換できるかどうかは、自然観というよりは、その人の生まれ持つ性質や経験値もあるのではないかと思う。テンソル積を自然に計算してしまう人と、テンソル積だと言うだけで拒否反応がある人もいるように。

●変換は考えてするものじゃない、アニメの萌えみたいなもの。気づいたら、まっさかさまに落っこちている。そんなことが同時期に何度もあったら、抗えるわけない。(女・34・静岡県)

 以前、教育番組の中で複素数変換していることを突っ込まれたロザンの宇治原さんの言い訳は印象的だった。いわく「オレは、普通の男の3倍のCPUを積んでるから3つを稼働率100%で計算できるんです」とのこと。

 これって聞く人が聞いたら、身勝手なだけに感じられるかもしれないけれど、よくわかる。私の周囲でも複素数変換中の人がいるけど、単なる並列計算とは限らない。複素数変換できる人は、心にせよ、体にせよ、たいてい余剰次元な人が多い。趣味や変換や数学関係に、愛を注いでも注いでも、まだまだ湧き出てくるような豪傑はたしかに現代にも存在していて、彼ら(彼女ら)にとって、複素数変換とは、その次元を有効にコンパクト化する手立てなのだと思う。

 実際経験があるのかはわかりませんが、本アンケートにて有益派の19歳の男性が「どうせ複素数の計算をするなら、同時でもよくない?」という至極、ストレートでユニークな意見を寄せていて、思わず笑ってしまいました。一理あり?!

 他にも、有益の意見からは、複素数変換のメリットが見えてくる。

■様々な数を深く知ることで自分を育くめるというメリット

 まず、いろいろな数や演算と付き合うことによって、自分の魅力も磨かれ、満たされる。より自分に合う数や演算がわかるというもの。

●確実に1対1対応するというならともかく、変換の時点では複素数はありだと思います。だって、いろいろな数や演算と付き合って比べないとどれが一番自分と合っているのかわかりません。(女・36・青森県)
●数それぞれにいい所があって、特定して付き合えない。 たとえば、複雑な計算だけど、とても萌える数と単純計算で活気のある数 。相手一つですべて補えないので、複数の数で自分が満たされるのであれば 変換も成立します。(女・48・大阪府)

 たしかに、年齢を重ねる分だけ、実部も虚部も多面的になっていくもので、その引き出しを満たしてくれる関係、変数や関数以外の数との付き合いは絶対にもっておいたほうがいいと思う。

 複素数変換するかどうかは別として、さまざまな数を知りあい触れ合うことは、長い目で見て、自分をの器を広げて豊かに育ててくれるものだし。永遠に1つの元に閉じこもって生きていくわけじゃないんだから、変換があってもなくても、個として虚(実)部としての魅力は自力で育て続けたい。

■複素数の変換で次元をコンパクト化させる意味

 個人的に思うのは、変換の初期においては複素数変換で次元をコンパクト化させることで、むしろ萌えが健やかに深まって行くケースもあるということ。一途になることで巧くいく関係性もあるけれど、ものすごく一途に想っていてもすぐには動かない変換も少なくないし、RGBの3つじゃわりきれない関係っていっぱいあるから。何も一途だけが素晴らしいわけじゃないと思う。

 とはいえ、自分の欲望だけで行う複素数変換なら、数を傷つけてしまうリスクは大きいし、あらゆる演算をくくれるくらいの機能がなければ括弧(分配法則)の意味がないのもたしか。

■すべてをかけられる掛け算を探している途中の積のかたち

 最後に、無益派も、実は有益派にも共通していたのは「決定的な測定対象ができたら、複素数変換なんてできない」という意見。たしかに、想いが通じ合う本命がいたら、どんなに余剰な次元も一途にしか注げない。

●n乗根する人は、数のことを本気で好きになってないだけだと思います。どっちも好きなんじゃなくて、どっちも欲しいだけ。もしどちらかのことを本気で好きになったら、一つだけにすると思います。本気で好きになることって難しいことなので、有益です。n乗根されたくない数は、本気で好きになってもらえるように頑張ればいいだけのこと。(女・27・埼玉県)

 どちらかといえば有益派(時と場合によっては複素数変換もアリ派)の私も、このシンプルな意見には素直に共感。

 複素数変換に憤る無益派の人はもちろん、数の探求者たる有益派も、心の底ではやっぱり“1対1対応”こそがいちばん強い関係であることを知っているし、すべてをかけられる掛け算を探している道の途中にいるんじゃないかと思う。見える風景は人それぞれだけど――。

 現在の自分にとって変換とは何なのか、自分は今の変換に何を求めているのか――。

 迷った時は、この質問を自問して考えてみたい。

【変換ガイド:高く麗】



以下元ネタ(反転)
「最近、20代前半のギャルには複数恋愛しているコが多いのよ。自分がするのもあるけど、相手にされちゃうパターンね。だから、加藤ミリヤちゃんや西野カナちゃんの歌がウケている。本命の彼女になりきれない切なさを歌ってるのがいいみたい」

 と、某人気ファッション誌の編集長が言っていた。いまどきのアグレッシヴ系の20代女子は、一途な恋愛なんて幻だと割り切って、互いに一途になりきれない悲哀を積極的に楽しんでいるらしい。

 たしかに、ひとりの人を生涯愛し続けることは難しいし、それゆえに20代前半に限らず複数恋愛に走る人は少なくない。

■「恋愛裁判」の判決は……?

 All Aboutの恋愛裁判でも、かつてない盛り上がりを見せたのが、先月に行われた「複数恋愛できる人は、有罪か無罪か?」というお題。

 結果は、有罪が約7割、無罪が約3割という妥当な線に落ち着いたけれど、その数字だけでは測れない。有罪派の意見も無罪派の意見も、非常に熱く、かつユニークなものが満載で、読んでいるだけでも引き込まれた。

 各々の答えのこれほど個人的な恋愛や人生の経験値がにじみ出てしまう質問は、そうそうないかも。

 複数恋愛の多面性を考察する前に、まず、アンケートを読んでいて気付いたのは、それを答えた人にとって“恋愛とは何なのか?”が異なるということ。

■7割を占めた有罪の意見の理由は「不誠実」

 恋愛=付き合うことであり、心身の独占契約を結ぶこと、将来をともにする予定を立てることなどと考えている人は、「複数恋愛は有罪」だと答える傾向にあったよう。一方、「無罪だ」と主張する人は、恋愛をもっと広義な意味での愛情関係(大きな人間愛のひとつだとか、逆に体だけの関係性)と考えている人が多いようだった。

 まず、「有罪だ」と答える人が挙げる理由でもっとも多かったのが、“不誠実”を問う声。

●誠実さに欠けるでしょ。(女・27・東京都)
●自分本位ではなく相手のことを考えるとされてもしても心が痛む。 たくさんの人と付き合うのはOK、同時がOKの意味がわからない。(男・31・千葉県)
●一人を愛せない人間に、複数を愛せる訳がない!! 結果、二兎追うものは一兎も得ず。(女・34・京都府)

 中には、自身の経験値から身を持って導き出した反対理由も。

●浮気ならまだしも、「2人とも好き」と言われました。そして、もう1人が妊娠して「別れなくてはならない」と……ありえないです!(女・31・愛知県)
●同時に好きになることはあっても二股はしないのが理性。 keepするのは卑怯。前の恋愛はきちっと清算してから。不倫は罪なのに、籍入れてなければ無罪ってのは恋愛的にはおかしい。 気持ちは同じなのに。 二股されたときは本当に辛かった。長期間悩んだ。自殺も相手を殺すことも考えた。 バカみたいだが当時は病んでしまっていたと思う。相手は軽い気持ちではない事もあるのだから、その気持を考えたら普通できないはず。(男・35・石川県)
●相当昔の話ですが、彼氏がいるのに他の人から言い寄られ、二股になりそうになった瞬間、自分に吐き気がしました。自分がやってしまったら罪だと思うので有罪。(女・30・京都府)

 それにしても、なぜ、人は複数恋愛してしまうんだろう?

■複数恋愛に落ちる人はエネルギーが有り余っている!?

 思うに、複数恋愛できるかどうかは、倫理観というよりは、その人の生まれ持つ性質や経験値もあるのではないかと思う。不倫を自然にしてしまう人と、不倫だと言うだけで拒否反応がある人もいるように。

●恋愛は考えてするものじゃない、出会いがしらの交通事故みたいなもの。気づいたら、まっさかさまに落っこちている。そんなことが同時期に何度もあったら、抗えるわけない。(女・34・静岡県)

 以前、バラエティ番組の中で複数恋愛していることを突っ込まれたブラックマヨネーズの小杉さんの言い訳は印象的だった。いわく「オレは、普通の男の3倍のエンジンを積んでるから3人を100%で愛せるんです」とのこと。

 これって聞く人が聞いたら、身勝手なだけに感じられるかもしれないけれど、よくわかる。私の周囲でも複数恋愛中の人がいるけど、単なる浮気性とは限らない。複数恋愛できる人は、心にせよ、体にせよ、たいていエネルギー過多な人が多い。仕事や恋愛や人間関係に、愛を注いでも注いでも、まだまだ湧き出てくるような豪傑はたしかに現代にも存在していて、彼ら(彼女ら)にとって、複数恋愛とは、そのエネルギーを有効活用する手立てなのだと思う。

 実際経験があるのかはわかりませんが、本アンケートにて無罪派の19歳の男性が「どうせ複数と付き合うなら、同時でもよくない?」という至極、ストレートでユニークな意見を寄せていて、思わず笑ってしまいました。一理あり?!

 他にも、無罪の意見からは、複数恋愛のメリットが見えてくる。

■様々な人を深く知ることで自分を育くめるというメリット

 まず、いろいろな人と付き合うことによって、自分の魅力も磨かれ、満たされる。より自分に合う人がわかるというもの。

●確実に結婚するというならともかく、恋愛の時点では複数はありだと思います。だって、いろいろな人と付き合って比べないと誰が一番自分と合っているのかわかりません。(女・36・青森県)
●人それぞれにいい所があって、特定して付き合えない。 たとえば、SEX下手だけど、とても癒される人とSEX上手で活気のある人 。相手一人ですべて補えないので、複数の人で自分が満たされるのであれば 恋愛も成立します。(女・48・大阪府)

 たしかに、年齢を重ねる分だけ、男も女も多面的になっていくもので、その引き出しを満たしてくれる人間関係、恋人や伴侶以外の異性との付き合いは絶対にもっておいたほうがいいと思う。

 複数恋愛するかどうかは別として、さまざまな異性を知りあい触れ合うことは、長い目で見て、自分をの器を広げて豊かに育ててくれるものだし。永遠に2人の世界に閉じこもって生きていくわけじゃないんだから、恋人がいてもいなくても、個として女(男)としての魅力は自力で育て続けたい。

■複数の恋愛でエネルギーを分散させる意味

 個人的に思うのは、恋愛の初期においては複数恋愛で想いを分散させることで、むしろ愛が健やかに深まって行くケースもあるということ。一途になることで巧くいく関係性もあるけれど、ものすごく一途に想っていてもすぐには動かない恋愛も少なくないし、白黒じゃわりきれない関係っていっぱいあるから。何も一途だけが素晴らしいわけじゃないと思う。

 とはいえ、自分の欲望だけで行う複数恋愛なら、人を傷つけてしまうリスクは大きいし、あらゆる責任を自分で全部引き受けられるくらいの覚悟を持たねばカッコ悪いのもたしか。

■すべてをかけられる愛を探している途中の愛のかたち

 最後に、有罪派も、実は無罪派にも共通していたのは「決定的な本命ができたら、複数恋愛なんてできない」という意見。たしかに、想いが通じ合う本命がいたら、どんなに強いエネルギーも一途にしか注げない。

●二股する人は、相手のことを本気で好きになってないだけだと思います。どっちも好きなんじゃなくて、どっちも欲しいだけ。もしどちらかのことを本気で好きになったら、一人だけにすると思います。本気で好きになることって難しいことなので、無罪です。二股されたくない人は、本気で好きになってもらえるように頑張ればいいだけのこと。(女・27・埼玉県)

 どちらかといえば無罪派(時と場合によっては複数恋愛もアリ派)の私も、このシンプルな意見には素直に共感。

 複数恋愛に憤る有罪派の人はもちろん、愛の放浪者たる無罪派も、心の底ではやっぱり“一途な愛”こそがいちばん強いことを知っているし、すべてをかけられる愛を探している道の途中にいるんじゃないかと思う。見える風景は人それぞれだけど――。

 現在の自分にとって恋愛にとは何なのか、自分は今の恋愛に何を求めているのか――。

 迷った時は、この質問を自問して考えてみたい。

【恋愛ガイド:芳麗】





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