20080511~
13と7と11の倍数の論理積は13と7と11の積の倍数である。
和ァ・・・
ハジメちゃんとアラシが失恋によって通じなくなってしまったところから。
ネタバレすると、あらしの初恋の相手は時間転移した未来のハジメちゃんだったっていう話 こういうこと前にもあったよな カナコとヤヨイの出会いそのものが未来の自分たちによるものだったっていう話とかさ。 そもそも この話の世界観では、パラレルワールドを使わない方法でタイムパラドックスのない世界観を実現している。 つまり干渉したこと自体も含めて歴史の一部にしてしまっているという世界観だ。 そうするとタイムパラドックスはどうやってもおきないため、未来の自分が過去の自分と鉢合わせしようが何しようが世界観はおろか肉体が消えることも失神することもない。 (ただし、パラレルワールドを用いないこの場合、情報の出所が永久に不明という問題はぬぐいきれない) それどころか未来人と現代人の区別すらぱっと見ただけではわからないから、時間転移を繰り返すたびに初期設定が増え、作者は作品を書きにくくなって混乱するという問題が発生する。 どういうわけか、同じ「夏」をテーマにしたタイムトラベル作品の傑作の1つに「サマータイムマシンブルース」という映画があって、これも「夏のあらし」とまったく同じ世界構造を有しているのだが、こちらはなにぶん本編が2時間ほどしかない閉じた作品であるので、作者としては構成はしやすい。(といっても因果関係が入り乱れるのだから作者の気の使いようは半端なものではないだろう) これに対し「夏のあらし」という作品はアニメ1クールを2回分以上の長期にわたるストーリー展開を前提としたものであるから、当然一気にストーリーを考えるわけにもいかず、どうしても後に来るストーリーが後付けになってくるのだが、それが書き始めた当初より前にあったことなんだよーといわれてもどう収集をつけていいのか、生身の人間ではわからなくなることもあるだろう。(ハルヒあたりが現にそうなのかもしれない) だからこそ、原因もなくポッと現れたような「過去の自分自身に近づいたら存在が危うくなる」という設定を付け加えたのだと思う。 その設定によって、作者は過去の主人公を、未来からの伏線を意識せずに行動させることができるわけだ。 しかし、それだけではタイムパラドックスの醍醐味が半減してしまうというものだ。 だからこそ、時間転移の要になる人間は現在「幽霊である」という一線を引いた。 そして、生前の自分自身には鉢合わせしてもかまわないという「逃げ道」を加えた。 それが、カナコとヤヨイの出会いであり、ハジメとアラシの出会いだったのである。 また、自分自身でなければ時間転移のパートナーが未来人×現代人の組み合わせで鉢合わせすることも許容しているのが2人いなければ時間転移できない「通じる」という設定に生きているのであろう。 そうすると、「夏のあらし」は一見とてもよくできた話に見えるし、監督・制作もあの名高い新房監督×シャフトなのは見るほうとしても安心できたはずなのだが・・・どうもあまりうまくいっていないようで残念である。 思うに、時々しょっちゅうオチと目的のない展開をして遊んだり、「新房監督らしさ(主にパロ要素)」というものが原作とケンカしていたりしてうまく活かしきれていないのではないだろうか。 ともあれ、確か9話と10話は見ていて悪い気がしなかったような気がしたので、この作品はあまり遊びすぎないといいのかもしれない。 同じ「シリーズもの」かつ「タイムトラベルもの」であった仮面ライダー電王と比べるとはるかに時間転移とタイムパラドックスについて練りこまれている作品だと思えるだけに、残念である。 にほんブログ村 PR |
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