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20080511~ 13と7と11の倍数の論理積は13と7と11の積の倍数である。 和ァ・・・
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ある日のび太は、家出先を地下に求めて裏山を必死に掘っていた。
突然、カチンという音がスコップを伝わり、「時空乱流発生装置」を起動させてしまった。
のび太はどこか遠くの星に飛ばされてしまう。

のび太の帰りを心配したドラえもんは持たせていた全宇宙GPSケータイの座標を見て仰天する。
「なぜ僕のひみつ道具も使わずに勝手にそんな遠くに行ってしまっているんだい・・・?」
驚きはしたがまったく怯まずどこでもドアでその星に向かうドラえもん。
のび太が午後3時にいつものメンツを家に呼んでいるとも知らずに・・・。

そしてやってきた骨川と源とゴーダの子どもたち。
放置されたどこでもドアをいつものように興味本位で開け、図らずもドラえもんの後を追うことに。

一方のび太は、夢で昔育てた木のことを思い出していた。その木に話す機能をつけ、キー坊として動物のように遊んでいた日々。
目が覚めると目の前にキー坊がいた。大きく成長していたがのび太にはわかった。かつての冒険でものび太たちは大人になったキー坊と会っており、そのころからは姿が変わっていなかったからだ。

ドラえもん一行は合流し、あたりをうろついていた。
驚いたことに、周りを見渡しても動物が1匹も見当たらない。
その代わりか、その辺に生えている草や木たちがみなしゃべったり歩いたりしている。
それなのに、しゃべって歩く植物たちは、どういうわけか特にドラえもんたちを異端視していなかった。

ドラえもん一行はやがて、工場にたどり着いた。
ポケットから「何でも解析くん」というひみつ道具を取り出したドラえもんはその工場の機能を注意深く調べると、驚きの事実が明らかになった。
かつて「動物がしゃべる星」で見た技術と同様に、光エネルギーで有機物を分解して無機物の食料を作る工場と光を100%の効率で電力に変える工場だったのだ。

のび太はキー坊から、この星の重大な問題を聞かされていた。
「最近、生産している無機物が意志を持ち始めていて食べるに食べれずに困っている。」
それは一大事だった。植物しかいないこの星で、すべての植物が人間のように知能を持っているため、この星では生態系が完全に成り立っておらず、食物を工場に頼っている。この工場で生産されていた食物には本来意思が宿っていなかったため、食べても倫理上問題はなかったのだが、意思が宿ってしまっては頼みのつなである工場も使えなくなってしまう。

そこへのび太の位置を突き止めたドラえもん一行が到着する。
カクカクシカジカの話でお互いの状況を理解したドラえもんたちは、ある疑問をぶつけた。「工場ができる前はどうしていたのか?」
返ってきた答えは奇妙なものだった。「最初から工場は存在していた」と。
そうすると、植物人間ではない誰かがこの星に「しゃべって動く植物」を「生活環境も込みで」植えつけたということになる。いったい誰が・・・?

ドラえもんはこの星の過去に飛ぶことにした。
過去のこの星には何もなかった。

ドラえもん一行はテキオー灯を浴び、環境に対応することにした。
とりあえず誰かが現れるのをひたすら待った。
その間の食事はその辺の無機物を加工することで事なきを得た。

待てど待てど誰が現れる気配もなかった。
しかし、どういうわけかのび太が送り飛ばされた時空乱流発生装置の出口らしきものだけはそこにあった。
装置の製造番号を見たドラえもんには心当たりがあった。
キー坊を歩いてしゃべる植物にしたひみつ道具の効果のおこぼれが誤ってその辺にあった植物の種や子供に当たってしまっていたら・・・。
そしてそのキー坊以外の歩いてしゃべる植物たちが裏山で時空乱流発生装置に巻き込まれたとしたら・・・。

時空乱流発生装置の出口はこの星に固定されている。
しかし、どの時代につくのかは固定されておらずランダムである。
のび太は運よくドラえもんやキー坊がいる時代に飛ばされたに過ぎない。とても幸運だったのだ。
それらのことは時空乱流発生装置のカタログを見ればすぐわかる。
また、時空乱流発生装置は地中に埋まっており、掘られることがなければそこにたどり着けるのは一部の小動物と植物くらいである。
過去の死の星であったこの星で生き延びた生命がちょうどしゃべって歩く植物だけだったのであろう
その子孫が現在の植物文化につながるのである。

手がかりは得たが、証拠が不十分だったという事情を話した一向は、キー坊からこの星の昔話を聞かされる。
「その昔、星の海を流れ渡りこの地に漂着した我々の先祖はいきなり瀕死の目に遭った。そこには呼吸の素がなかったからである。そこに一筋の光が差した。彼らは瞬時にしてその場に適応した。どういうわけかそこには食料を作る魔法の機械があり、彼らはそれを使って成長した。我々の文化はそれらの事実を礎にしていることを忘れてはならない・・・。」

一向はそこでようやく気づいた。現代に帰る際、食料を確保するために使ったひみつ道具「万能化学変化工場」をうっかり置き忘れてしまったことに。
実は、ドラえもんたちが過去のこの星でテキオー灯を当てた背後には時空乱流発生装置を潜り抜けたキー坊の仲間がたどり着いていたのであった。
一筋のテキオー灯を受けたキー坊の仲間たちは死の星だったこの惑星の環境に一瞬で適応してしまったのである。
そして元々この星に埋蔵されている有機物を使いきる前に万能化学変化工場の使い方を覚え、全自動で今日まで食料である無機物を生産し続けてきたというわけだ。
キー坊だけでなく、この星全体の生みの親がのび太だったのだ。

植物たちが使っている装置の開発元が未来の地球であることは突き止めた。
あとは未来にいる装置開発者に不具合の調整を頼むだけである。


不具合が解消され、ドラえもんたちは地球に戻った。
のび太は何か引っかかるものがあった。
時空乱流発生装置は誰がそこに置いたんだろうと。
未来の地球人には違いはないんだが・・・。




引用元:
・創世日記
・雲の王国
・宇宙開拓史
・竜の騎士
・動物惑星
・鉄人兵団
・日本誕生
・のび太は桃太郎のなんなのさ


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